運命ラヴァーズ。


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12月21日…私の誕生日、
この日は光汰に呼ばれて
家に遊びに来ていた。


「ねぇ、光汰…」

「ん?なに?」

「…ううん、何でもないっ」


付き合い始めてそう
経ってなかったから、
光汰は私の誕生日なんて
知らなくて。

今日もいつもの様に…
TVゲーム。


「おりゃっうぉっとりゃっ」


学校ではクールで
ツンツンしてる光汰。

2人の時は素を出していて、
デレデレな感じ。
まさに…ツンデレってやつ。


子供の様にハジける彼が、
なんとも愛おしい。

テレビを凝視する横顔…
可愛すぎて仕方がない。


でも…今日は。

悲しすぎて、仕方ないよ?



「っよし!ボス倒した~」


くるっと90度回転して、
私の方を向く。


「待たせて…ゴメンな?」


大きくてクリッとした目、
そして澄んだ瞳に…
吸い込まれていく。