あたしの背中は地面とご対面。

先輩ここが屋上であって室内でないことを忘れてるんでしょうか。

床ですらなく、地面であることを…。


「せんぱ…んんっ」


うわ……ど、どうしたの先輩ってば!

こんなキス久しぶり…って違う!


「先輩っ……はっ!?」


ちょちょちょちょちょっ…。

な、なにやってんのなにやってんの!?


「ちょ…っと先輩…!」


制服の中に手を滑り込ませようとする先輩を必死で止める。

一体全体……どうしたというのか。


「……」


「はー……」


「お前俺の」


「は……?」


呟きながら、腕を引いてあたしを起こすと。

子供みたいにぎゅっと抱きついてきた。