「で、シャンプー。これで髪を洗う」

三回押して手のひらに着いたシャンプーを佐助に付けてやった。

「いいにおい。」

「だろ?…てか綺麗な赤だな…染めたのか?」

本当に綺麗だ、真紅に近いまるで薔薇のような色

鏡に写る佐助は悲しそうだった。

予想は大体つく。

「自毛だよ。零乃ちゃんは?青だよね」

「あぁ、職業柄な。ま、趣味で染めてる…流すから目瞑れ」

んっと確認を聞いてから流し始めた。