約束〜あの日の絡ませた小指〜



「お前こんなとこで寝っ転がんなよ」

「なんでぇ〜?」

「バカじゃねーの」

はぁ?意味わかんなっ

パサッ

は?は?は?

なにあたしにジャケットかけちゃってんの?

「なにコレ?」

「ホントバカ。」

「だから何が?意味わかんないっ」

「だからさー………

みえちゃう…じゃんか?」

「ぷっ!アハハハハッ
んなことー?
そっちのがバカ。はっきり言ってくれていいのに」

マジ面白すぎ

そりゃスカートは短い方だけど…

さすがに誰も見てないでしょ

てか京介顔真っ赤

「あれー?京介顔真っ赤だよ〜!」

思いっきし顔を覗いた

「お前なぁ」

えっ?マジ顔近い……

チュッ……

キス?

何かいつもと違う

京介は優しいキス…

「智成美…
顔真っ赤だよ?ハハッ」

「むかつくぅ!」

あたしって結構負けず嫌いかも!

「あれー?ますます赤いよー?」


「ん〜!
もういい!」

もう寝る!

ちょっと起き上がって京介の方向いてたけど逆向いて寝っ転がった

「んな起こんなって〜」

無視

「無視んなよ。
キスしたぐらいで怒っちゃうの?
なぁ〜?」


その後もなんか言ってたけどあんまり覚えてない………




.