約束〜あの日の絡ませた小指〜

ガチャ

あたしは重い扉を開けた

そこには京介が…

寝っ転がってる

何か可愛いかも

風が少しあってあたしの髪が揺れる

「京介ー」

………。

「京介ー?」

あれ寝てる?

顔覗いちゃお

かっこいい

「なーに見てんだよ!」

「ごめん。京介かっこ…あっ

なんでもない。整ってる顔だなってさ」

「今さぁ“かっこいい”って言おうとしなかった?」

「してない」

即答

何かスカッとして気持ちがいい

「ふーん、まっいいけど。
ねぇ、俺したいことあんだけど手伝ってくんない?」

「なに?」

「あと、質問もあるけど良いよな。」

「うん。」




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