「凄いよ〜。海と同じ1位。しかも、同点。

アンタも凄いけど…。
海もそうとう本気だね…。
どうするの?」


「わかんない。
てか、ビックリ!実桜ゴメン。
ちょっと相談ある。

場所変えよ。」


実桜と空き教室に行き、私が先に話した。


「実桜、昨日ね帰り道に海が賭けに勝ったらずっと側にいろって言ったの。

私黙って走って逃げちゃった。

だって、海はたぶん私のことを好きになってくれたんだよ。

でも、それは花恋じゃない。
嘘偽りで作った私だよ。

もうどうしたらいいかわからない。

本当の私を知ったら嫌われる。」