「実桜、勢いがいるから、何も言わないで。」 実桜はコクンとうなずいた。 「私ね、生まれつき変な能力があるの。 まわりの人はそれを瞬間記憶能力と呼ぶの。 小学校の時から、漢字テストではすべて満点。 暗記テストも、算数の九九も、全部誰よりもはやく覚えた。 歳をおうごとにだんだん 能力もあがって今じゃ、 黒板をみるのもものの0、1秒でいい。 でもね、小学校の時好きだった男の子に言われたの。