お母さんが毎朝作って
くれる、ご飯を食べて
着なれてきた制服を着て


いつものように、
いつもと同じ時間に
家を出る。


何も変わらない道だ。


そう、今日まではそうだった。


学校について、
席に座った。


イスは、出席番号に並べられている。


私は『み』なので
窓際の前から3番目。


お気に入りの席。


もう数人いた。

中学からの仲良しの実桜(ミオ)はもう


席にいた。