7つ上の翔太先生。

背負っていたリュックを隣の席に置くと、


作ったクッキーを持ってきてないことに気づく。


…せっかくあげようと思ったのに……



少しテンションが下がった。






「原子記号テストどうだった?」




ドキドキと鳴る心臓の音は今にも横にいる先生に聞こえそうだった。






「えっ・・・?いや、まだ終わってないです。」



「いつあるの??」



「…クリスマスイブです。」



この前…言ったはずのことを先生はもうとっくに忘れていた。



そんな先生が可愛く見えた、





「今日はこのプリントをやってねー」



と塾長から飛んできた英語のプリントをやり始めた。






プリントと戦うこと数分後、


英語なんて日本人だから使わないよ。


なんて自分に言い聞かせていた。



「大丈夫?」



…先生、日本人だから英語は使わないですよね?






―――先生は私のヒーローだね。