7つ上の翔太先生。


「先生っ!お疲れ様ですっ。」



私は先生の背後から息を少し切らして言った。



「あっ、お疲れ様です。」



少しの間の沈黙。


その沈黙を破ったのは先生だった、



「そういえばさ、俺…昔ずーっと好きだった子がいてさ。」


……先生が自分から話し出した。



「小学校のときかな??多分、お互い…同じ想いでさ。中学校は同じじゃなくて、俺は男子校で、相手はなんか受験しなくちゃいけなくてさ。学校離れ離れで…お互いなんか気持ちも離れちゃって…向こうから手紙とかは頻繁に来てたんだけど。俺が…無視っちゃったりしてたんだよね……」



「………」


私はしばらく黙ったままだった、


「そんで、最近1年前ぐらいかな???再会したんだよね、相手はこっちで営業関係の仕事についてるらしくて、お互い彼氏とか彼女とかいるから、どうって訳じゃないんだけど。めっちゃ相手綺麗でさ……」




もう、聞きたくないよ。


だから何????だから何なのよ。


先生のその笑顔……嫌だよ。




「そ…そうなんですか。」







精一杯の演技、精一杯の笑顔。








私の心は……もう、噴水のように想いが溢れて止まることを知らない。