7つ上の翔太先生。

「ああぁ……」


と先生は私と一緒に歩くとき、絶対始めの一句は"ため息"



そして、その後の一句は



「お腹すいた……」という、


その言葉につられ、私と先生の会話が始まる。



「どう勉強?」


「えっ……あ…、なんか勉強中によく部屋に妹いるんですけど…妹が歌いだして、煩くて勉強が…捗らないです…、」



「俺も…なんだよね、実は。今さ、弟来てて…あっ、この前も言ったっけ?受験のために~とか言ってさ。」



「あっ、この前も言ってましたね。」



「そんで、兄ちゃん英語教えてとか言って、英語の教材を買って来いって頼まれちゃってさ。」



……完全にパシリじゃないですか。先生、




「ふふふ……いいですね、そういうの。羨ましいです…」



「えっ?なんで??」


「いや、だって……私、上に兄弟ほしかったんです…だから、弟さんが羨ましいな~って。」




「いやいや、何も得ないって。」




と二人で他愛も無い話をした。


このときが、私の”幸せ“を感じる瞬間なんだ、と改めて思う。