7つ上の翔太先生。

先生の右手には私の大好きなチェルシーがあった。



顔をあげると、先生は私にチェルシーを差し出していた。



「えっ…いいんですか?」


本当にいいの?先生……彼女さんに怒られないの?



「いいよ。」


と先生はニコリと笑った。



「…あ……ありがとうございます。」



震えて、チェルシーがちゃんと取れない。


先生はふふふって笑いながら私を見ていたよね。





初めてだった。


生徒から先生に飴やお菓子をあげることは普通だったけど、



先生から生徒に飴やお菓子をあげることは…







―――全くといって無い。



まだ…開けたばかりのチェルシー。


私が一番はじめに貰ってしまったんだ。



本当にいいの???








―――期待してもいいのですか?