7つ上の翔太先生。

「じゃあ、やろうか。」


と先生は私の方に椅子を向けて数学の解説を始めた。



だけど一向に頭痛がおさまる気配は無かった…



むしろ痛さは増す。




先生は私の異変に気づいた…


「どうした?」



「な…なんでもないです。」


何があっても駄目なんだ…



辛い表情見せたら…先生まで悲しい顔になるから。


先生はわかってるかもしれないけど…。



本当の弱い自分を見せないように……





「わかった???」


今日の先生の説明もマトモに耳に入らない。




――これで最後の先生の日なんだよ?



と心の中の天使が言っていた。



「…わかんないです。」