終わりにしなくちゃいけないのに、幾度彼を頭の中に描いては、強く想う。

こんなんじゃいけないよね…。
あたしは馬鹿なのかな…。

だけどナオは、いつもそんなあたしを助けてくれた。
傍で支えていてくれた。
凄く感謝してるんだ。


「まぁゆっくり休めよ。いつもそんなペースじゃ疲れるだろ」

ナオがくしゃっとあたしの髪を握る。

「うん…」
「ん!じゃまた明日な」

ナオは帰って行った。


ナオのさりげない優しさが胸を動かす。