誰よりも愛してる


「今日、一日ずっと難しい顔してるね。

飲み会の日にでもなんかあった?」


「えっ?!

別に…なんもないけど?」言いながら、あの夜の彼との会話が鮮明に蘇る。


「名前…なんで知ってたんだろ?」


「えっ?名前?誰の?」


不思議そうにした美沙子。

慌てて「なんでもないっ!」と両手で口を覆った。