…もしかして。 美沙子の顔を勢いよく見つめる。 「私…やらかしちゃったかも…」 「どうしたの? 何をやらかしたの?」 あの日、美沙子に香水を注意された日。 せっかく買った香水をどうしても彼に気付いてもらいたかった。 だから美沙子が拭った手首に 私はもう一度、香水をつけた。