「奈緒子、今日も用事あるのぉ? 最近、付き合い悪いぞ。」 「ごめんね。 この埋め合わせはちゃんとするから…。」 いそいそと着替えを済ます私を美沙子は面白くない顔で見つめると、そっと耳打ちをした。 「まさか…矢口チーフ?」 「ちょっ!! 声に出さないでよっ。」 慌てて更衣室を見渡す。