それでも、断る事もできずにいる私は 緊張でぎこちない態度をとりながらも なんとか彼の隣を歩いている。 「辺見さんも上司が移動で淋しいでしょ?」 「ハハっ…まあ、そうですね。」 心にもない思いは完全に言葉に力が入らない。 どんな会話をしたのかさえ思い出せないほど緊張しきっていた私は、一次会に着くなり飲んだ事のないアルコールをがぶ飲みした。