消えてしまっても構わない。


だけど、ほんの一瞬でいいから残したかった。


あなたと過ごした時間が、夢でも幻でもなかった事実を…。



写真なんか要らないよ。


背中についた傷が痛む度に、鮮烈に思い出して。


私と愛し合った時間を。