きっと


忘れられない夜になる。



加速する鼓動に呼び寄せられるように彼の唇が、私の心に触れる。


「緊張…してる?」


低く掠れた声に、私は小さく頷いて身を任せる。



「私の中をあなただけにして…」


呟いたのと同時に倒れ込む二人。