「何?まさか、まだ報われない片想いに悩んだりしてるわけ?」 美沙子の言いっぷりが少し意地悪なのは私を心底、心配してるからで決して悪気がないのは分かっていても 「放っといてよ。」なんて、ついつい反抗してしまう。 「あっ、噂をすればだよ…。」 そう言いながら、休憩室の入口に目をやる美沙子。