気持ちが通じ合ったからこそ感じる『孤独』がこれほどまでに重たいものだなんて… 考えてもいなかった。 「なんかさぁ最近、カナリヤツレてない?」 私の顔を、心配と呆れが入り混じった様子でマジマジと見つめる美沙子。 「そう?」 私は知らん顔しながら、お弁当をつつく。