今の時間だったらメールしても大丈夫かな? もう、こんな時間だから今頃は家族と過ごしてるのかな? そして今は… 不意に彼がもう帰って行ってしまう時間なんじゃないかと思って… 「もう少し…もう少しだけ帰らないでもらえますか?」 心配そうに見つめる彼に、私は物乞いでもするように呟いた。