諦めなきゃいけない想いだと思えば思うほど、彼の姿を探してしまうのは何でだろう…。 「今日も会えなかったなぁ…」 夕暮れの休憩室。 毎日毎日、こうして仕事が終われば少しの期待を胸にここに足を運んでいる。 空のペットボトルのラベルを外して、1メートル先のごみ箱に狙いを定める。 「入るかな…」 放り投げたペットボトルが螺旋を描いて空を切る。 ガンッ。 ペットボトルはごみ箱の縁に当たって床に転げ落ちた。