「…緒子。 奈緒子ってばぁ!!」 美沙子の呼びかけに不意に回想世界から現実に呼び戻されて、少しだけ顔が熱くなる。 「奈緒子、最近そうやってボーっとすること多いよ。」 「そ、…そうかなぁ」 頭を撫でながら目が泳ぐ私に「恋だよ。絶対に恋してるんでしょ?」と美沙子が溜め息混じりに呟いた。