如月は、顔を真っ赤にしながら颯斗に問いかけた。
「えっ、えっと…颯斗君は由利の事が好きだったから昨日こ、告白したってこと?」
「そーゆうこと♪」
「つ、付き合ったの?」
「いいや、フラれちゃったけど俺は諦めないよ!」
如月は目を見開いて颯斗を見つめた。
「そっかぁ…。
颯斗君ショックじゃないの?」
「少しはショックだけど、惚れ直しちゃったからね♪」
「へぇー!颯斗君って打たれ強いんだね。」
噛み合ってるのか噛み合ってないのかよく分からない会話を横に聞きながら歩いていると、いつの間にか由利の家に着いた。

