強くて鈍感な彼女?!


〜風太Side〜




ー次の日ー


俺が、教室に入ると真っ先に颯斗が声を掛けてきた。


「風太おはよー!!!」


いつにも増して元気な颯斗にぎょっとしながらも視線を如月の方を見た。



そしてある異変に気付く。





「おぉー…おはよ…なぁ颯斗。なんで今日は如月が1人なんだ?」



「あぁ!今日は由利ちゃんが休みなんだって。」



…なるほど。




「…なのになんでお前はそんなに上機嫌なわけ?」


すると颯斗は、周りに聞こえないように少し小声にしながらしまりのない顔をした。



「よくぞ聞いてくれました!
なんと昨日の放課後由利ちゃんに告白したのです!」







…。






由利…おつかれ。