「ったく良太たち、何考えてんだか」



携帯をパチンッと閉じた秋也は、ため息をついた。



「…どうしたの?」



あたしがそう尋ねると、秋也は呆れた顔で、



「…良太たち、今からプールに行くんだとさ」

と言った。



「えぇ!?」



優ちゃんと良太くんが…



プール!?



これはひょっとして、脈ありだったりするの…?



「…なぁ、優ってやつさ、もしかして良太のこと好きなの?」



う…これはあたしが答えていいものなのか…?