放課後17:20。

真子は素直に職員室へ行った。
これでもちゃんと やるべきことはやってきた生徒であったし、基本的に真面目に学校生活を送っていた。

全てに反抗しているわけではない。単に多部と馬が合わないと感じていたのだ。


職員室の前に着く。

多部が女子3人と話していた。
多部は背が高く、細いモデル体型で女生徒から人気があった。
性格は多くを語らないクールなタイプだしあまり笑わなかった。

真子は多部の外見は好きだったが、そういうどこか遠いところが苦手だった。