あたしの頼りは まなみだけだった。 優夜には話せない。 優夜があたしに近寄ると 周りの視線が一気に変わる。 ヒソヒソ話すのが 聞こえてくる。 "サイテー" "泥棒猫" "消えちまえよ" そのたびあたしは トイレに駆け込んだ。