あたしの恋



「かずきがいるのにね‥」


あたしはうつむき
タオルを首から外した。


「気にするなって
言ったじゃんか!!!!」


まなみはあたしの頭を
叩いてあたしの顔を上げる。


「あんなこに負けて
どーすんの!?」


「でも‥」


「さやわね、優夜が
すきなんだよ!!
いい加減認めなよ!!」