屁っこき娘




もう少し…

あと…

もう少しだと言うのにっ!

家までの夜道を、
あたしは息を止めて、
ものすごい形相で歩いている。


道には誰も歩いていないけど…

でも、いつ誰に聞かれるかわからないから…


そうは言っても…


限界よっっ