屁っこき娘




―――ばふっっ!!!



空気が揺れたわ。


ううん、
空気だけじゃなくて、
あたしを包んでいた掛け布団が、

少し浮いた。


でもこれが最小限…



バタバタと階段を駆け上がる足音。


ママがドアを勢いよく開けた。