親父のげんこつ

 見えない力にたじろぎながらも、長男は、薄く目を開いて、


「大丈夫ですよ、お父さん。すぐにそちらへ逝きますから。ほっといたってボクは社会のクズだ。わかってる。だからもう、死にます」