自分の恋愛についてばかり話すのは不公平だと思い、 小森の恋愛について尋ねた。 「小森はどうなの? あのー… 」 「…?」 「あれだよ。 彼氏とかいんの?」 「いないよ。別れた。 私もさぁ、長く続かないんだよね。 私に原因があるんだろうけど、 それがわからないの」 「そうなんだ。 俺ら結構似てるのかもな」 すると、 小森が何か思いついたように パッと目を開け、 コタツの向かいに座っている俺の方を見て 机越しに少し顔を近づけた。