「そういえば、りょうちんレンタルショップでバイトしてるんだよね。
ここ?」
「そう、ここ。
高校卒業してからだし、もう3年ぐらい」
俺はこのレンタルショップでバイトをしているから、
あまり女の子を連れて来たくはなかったが
あの部屋での気まずい状況が嫌で
小森の提案に賛成した。
見るものも決め、レジに行くと
案の定小森のことをつっこまれた。
「おっ、珍しいじゃん!
近藤くんが彼女連れて来るなんて」
「いや、彼女じゃありませんから!
大学の友達ですよ」
と言って小森の方を見た。
小森もうなずいて
愛想笑いをしていた。
