君だけしか映らない

時刻は1時ちょっと前。


目的地の駅前の広場に来た。



(まだ1時前だし、佐伯くん来てないよね…?)



そう思いながら広場のベンチに腰掛けようとした時だった。



(…!!あれもしかして佐伯くん…?)



遠くに見えるのは確かに見慣れた人物。人混みの中でも彼のオーラは半端なく、すぐに佐伯悠哉だとわかった。



でも…



(どうしよ…声かけづらいよ…。)



昨日電話に出なかったことを怒ってるに違いないし…


それに…



「すいません…誰かと待ち合わせですか?」



ほら…あんな可愛い子たちに話しかけられてるし…。


どのタイミングで行けばいいのかわからないよ…。