君だけしか映らない

「わりぃ今行く!あぁ…だけど悠哉は用事があるんだってよ」



「ハル…?」



するとハルがこっそりオレに耳打ちしてきた。


「お前は委員長を追えよ」


「…!!ハルお前…」



「さぁ、早く行けって。それと…委員長に会ったら今まで悪かったって伝えてくれよ」


「あぁ…わかった。ありがとな、ハル」




そしてオレはゲーセンを飛び出し、荒川を必死で捜した。



ハルが認めてくれて心の中は少し晴れやかだった。



だけど…



必死に捜したものの荒川を見つけることはできなかった。



考えて見ればオレは荒川のことをまだよく知らない。

こんな時どこに行くのかさえ検討もつかなかった。



荒川の家も行ってみたんだ。バイトの帰りに荒川を送って行ったので道は知っていた。


だけど、いざとなるとインターホンが押せなかった。