君だけしか映らない



―――


「悠哉も何を考えてるんだか…。」


荒川が出て行ったのを確認してからハルが口を開いた。



「何が?」



「なんで委員長?オレならあーゆータイプとは関わりたくないね。」


「それ、オレも思う。」


ハルの話に賛同するように他のメンバーも頷く。



「別にいいだろ。」


荒川の良さをオレはちゃんと知ってる。
あいつは人の中身を見てくれるんだよ…。



「お前がいいならいいけど。まぁ、パシリは委員長みたいなやつにはお似合いかもな。かわいい子にはそんなことさせらんねーしな」



「…別にオレは荒川のことそんな風には思ってねーよ」


思うハズがない。もともと「パシリ」なんてこともさせたくはなかった。



隣で笑うハルたちをよそにオレは不機嫌に荒川が買ってきてくれたパンを口に運んだ。