君だけしか映らない




――キーンコーンカーンコーン


昼休み。


嫌がる荒川を引き留め、昼飯を買ってくるように言った。



「あれ?悠哉昼飯は?」


「あぁ…今買いに行ってもらってる」



「…?誰にだよ」


「まぁ、その内来るから」



―――ガチャ


少しして屋上のドアが開く音がした。



「…佐伯くん…これ買ってきたよ。」



「あぁ、サンキュ。てか…おせーよ。」



「しょうがないでしょ…!!購買混んでたんだから!!」


そんなオレ達のやり取りに仲間の一人が不思議そうに尋ねた。



「えっ?委員長がなんで?」


まぁ、当然の反応だ。



「いや、別に…大したことじゃないの!!」



「今、委員長って悠哉のパシリやってるみてーだよ」


荒川の気持ちなど知らず、ハルがさらっと答えた。