君だけしか映らない

一緒の委員会に入ることはできなかったが、それよりもオレにとって荒川と近付けるチャンスがあった。



クラスの奴等とも慣れてきた頃、席替えが行われた。

席替えでクラス中は盛り上がる。



「私、悠哉の隣がいい〜」

「悠哉の隣に行きたいのはアンタだけじゃないの!私だって隣がいいし!」


「悠哉、何番のクジ引くのかな?」



女子たちの会話より、オレは荒川が何番のクジを引くのかが気になっていた。



そして自分のクジを引く順番になった。


「…オレ11番だわ」


「えっ?マジかよ悠哉!窓際の一番後ろの席かよ。いいな〜お前」


ハルがオレの手元を覗きながら言った。



荒川は…?アイツは何番のクジを引いたんだ?

気になって仕方がない。



荒川の方に目を向けるとクジを引き終わった荒川が友達と笑顔で話してた。


「委員長何番だった?」



「私は20番。前から3番目の席だよ」



(……っ!マジかよ…クジ運ねーなオレ…)