君だけしか映らない

教室に着くと、クラスの女子たちが騒ぎだす。


だけどオレは騒いでる女子たちを無視して、荒川の姿を探す。



(あっ………いた!)



教室の隅の方で友達と笑顔で話している荒川。


その姿を見ただけで胸がギュッと締め付けられる。



こんなに好きなのに…


オレは本当にこのままでいいのか…?




いや、やっぱ無理だ。



荒川との関係がずっとこのままだなんて嫌だ。



オレはもっと荒川と一緒にいたい。



オレのせいでまた荒川がツラい思いをするんじゃないかってずっと思っていたけど、もうツラい思いなんてさせない。


絶対に守ってやる。



―――オレは荒川の笑顔を見ながらそう誓った。