――数日後。
まるで今までのことがなかったかのように、クラスの女子の態度は一変した。
オレ自身の口から『荒川と付き合うとかあり得ない』と言ったのだから、クラスの女子は嘘ではなく本当だと思うのだろう。
荒川に嫌味を言ったり無視をするやつはいなくなった。
そしてオレは荒川と関わらなくなった。
自分から話しかけることもしなくなった。
…また振り出しに戻ってしまった。
そして荒川はオレと関わらなくなってから、よく笑うようになった。
荒川の笑顔は好きなのに、複雑な気持ちになる。
今まであまりあいつが笑わなかったのは、オレが原因でツラい思いをしてたからだ。
オレは友達と楽しそうに笑う荒川を遠くからいつも見ていた。
