君だけしか映らない

あからさまに荒川を無視したり、わざと聞こえるような声で嫌味を言ったり…。


それでも荒川の友達は今まで通り普通に荒川に接していたものの、タチが悪いのはケバくて派手目な女たちだった。




「お前委員長となんかあったのか?」


ハルが唐突に聞いてくる。


「…なんだよ。いきなり」


「だってお前、委員長のことかばったらしいじゃん。女子から聞いたぜ?だから最近委員長、クラスの女子とうまくいってねーじゃん」


「…………。」



オレは好きな女をかばっただけだ。それだけなのに…


「お前がなんで委員長をかばったか知らねーけど、あんまり委員長みたいなやつを相手にすんなよ」



「…どーいう意味だよ」



「お前がすげー美人をかばうなら女子もなんだかんだで納得すんだよ。でもそれが委員長だと、女子的には面白くねーんだよ」



「荒川は何も悪いことはしてない。だからオレは…」


「まぁ確かにそうかもしれないけどさ、でもこれ以上関わると委員長、このクラスにいづらくなるぜ。」