君だけしか映らない

「それよりオレ、さっき告られたんだよ。」



「…それで今までここにいなかったのか。で、付き合うのか?」


「いや。オレのタイプじゃない子だったし。」



「…そうか。」


ハルは顔が第一だからな…


「お前だってこれから呼び出されるんじゃねーの?」


「…別にどうでもいいわ」


「お前冷めてるなぁ。」



そりゃ冷めてるよ。オレは荒川以外の女からの気持ちには答えられないからな。


―――


それから後夜祭が始まった。


オレは色々な女子に告白されたが、勿論全て断った。


荒川がいない後夜祭。
時間は淡々と過ぎていった。