「そっかぁ。そんなの全然いいよー!
親友で好きな人も同じなんてすごい奇跡じゃん!
一緒に想いを伝えよう?」
「…うん。」
視界がかすんできた。
「私らの関係は好きな人がかぶったぐらいで壊れるようなもろいもんじゃないでしょ!」
「美゙奈゙ぁぁ゙〜〜!!!」
「これからもよろしく!和美!」
―帰り道―
どうして美奈は目立つグループに入らなかったのかさりげなく聞いてみた。
美奈「和美は覚えてないだろうけど1年の時、和美は私が嫌な事を押し付けられてた時に押し付けてきた友達に
『そんなの自分でやればいいじゃん』
って一言言ってくれたんだよ!
すっごいかっこよかったんだからー!!
それからずっと憧れてて同じクラスになったら一緒にいたいって思ったの。」
と、嬉しそうに話してくれた。
その時、私は親友のありがたさと大切さを知った。

