偽りの わ・た・し。



体育倉庫裏――


また…

呼び出しでお決まりのとこだな――



「ちょっと、ブス!!律玖様に話しかけて貰えたからって調子のってんじゃないよ!!!」

「う゛っ…」


お嬢様の中の一番立場が上っぽい人が私のみぞおちに一発食らわす。


「あ゛ーーー
痛いんだぁ?(笑)」

「クスクスクス…」

「わたくしの言う事を聞かなければ、あなた達の一家は、明日から路頭をさ迷う事になるかもよぉ?…」