幼いあたしを元気付けるために言ってくれた嘘だとしてもうれしかったんだよ?? あのころ、泣いてたあたしに指切りした。 あのワンシーンはいまでも覚えてる。 「思い出にひったたな…」 ポツリとつぶやく独り言。 相変わらず教室は静かで…、 「咲…?」 低く、優しそうな声があたしの名前を呼んだ。 「えっ………?ソウマ…君」 「なにしてるの??」 「別に、なんでもないよ」 髪の毛をクシャ…として答えた。 そして軽く笑った…。 確かに、自分はなにをしていたんだろう…?