甘いシロップと香辛料





薫はあたしの家まで送ってくれた。
そしてあたしは、自分の部屋を教えておいた。



「ここなんだ。部屋」



「うん。薫はお母さんたちと暮らしてるでしょ??」



「うん」




「また、遊びにいってもいい?」



「いいよ!!いつでも!!」



「うん、ありがと。じゃぁーね」




あたしはいつもの笑顔で家の中に入っていった。