「ケータイなかったらずっとメールできねぇじゃん。家電ってけっこー気ぃ張るんだょねぇ」 放課後、あたしたちは手を繋ぎながら歩いてた。 ゆうりは、ケータイが無いあたしに困っていた。 あたし「しょーがないじゃんーあたしだって早く使いたいけどさぁ、うちの親厳しいんだもん。」 あたしの親は、ケータイを取り上げてから、その事に関しては何も言ってこない。 それは、あたしが話を持ち出さない限りは返してくれないことを意味していた。